〔089〕伊吹山 (1,377m)
2001年06月03日(当時52歳)
梅雨入り前にお花畑を見たくて伊吹山に足を伸ばした。

車1台がやっと通れる林道を3合目まで上がると、スキー場のゲレンデには若干の花が咲いていた。

上に登ればもっと咲いているであろうと期待に胸を膨らませて登り始めるが,上に登って行っても花数は一向に増えない。 時期を誤ったか。
登山道はガレバ状の石ころだらけで滑り易く、話に聞いた通り登山道に日陰は一切ない。斜度はきついが道はつづら折れになっており、乾いた冷たい空気が助けとなり、暑さとしんどさはあまり感じない。

年老いたお嬢さんにペースを合わせて休み休みに登った為、
1時間30分
掛かり山頂に着く

山頂はだだっ広くどこがピークか判らない、ドライブウェイからの楽チン登山客も多く、山頂は賑わっていた。
名神高速、伊吹サービスエリヤから見た”伊吹山”。
とても楽には登れる山には見えない。
楽をする為に林道を車で上り詰め、林道終点の三合目より登り始める。
三合目付近はスキー場のゲレンデの為、だだっ広く緩やかな道を登る。
山頂はまだ遥か遠くにある。
天気は快晴、6月なのに風が冷たく暑さは感じない。
お2人さんは日焼け対策として長袖シャツを着ている。
日陰の無い登山道。 眼下に出発点の三合目、関ヶ原、遠く琵琶湖が
望める。 斜度がきつくなり、我が山友のおばさんはバテバテ、
直ぐにへたり込んでしまう。
七合目”到着、山頂はまだ見上げる先。
ゆっくり登って1時間半で ”伊吹山”(1,377m)に到着する。
6月なのに山頂は寒い位の涼しさだった。
多くの登山者で賑わう広々とした山頂、右の建家はお土産屋さん、
ソフトクリームは250円であるが寒かったので食べず
山頂より北東面を見る。
遠くに ”御獄山
(3、067m)、雪を被った ”白山”(2,702m)が見えていた。
1億円を掛けて作ったと言う立派なトイレ、当然おしっこをしてきた。 トイレの後には琵琶湖が広がる。
スキー場の上空はパラセールが乱舞していた。
日本百名山に戻る
関西百名山に戻る

滋賀県米原市


標高差:617m
日本百名山
関西百名山』 花の百名山であるが今回は開花の時期には早過ぎた。
伊吹山ドライブウエイの山頂駐車場を見る。
車で来れば15分程登るだけで山頂のお花畑を散策出来る。
”五合目”までは穏やかな道が続く。 山頂までは日影がない。
広々とした山頂にはお花が少なく、お花シーズンとしては早過ぎた様である。
眼下に見えている ”三合目”に向けて下山する。
裾野の方からお花のシーズンが始まっているが、高山植物ではなく、一般的なお花が多い。
いぶきやま
深田久弥著の「日本百名山」から
  私は山の混雑は大嫌いだから、四月中旬の一日を選んだ。 晴天に恵まれて、誰もいない山腹を一人
登って行くと、草枯れの間にもうタンポポや草ボケや紫ケマンの色どりが美しかった。
(略)登るに従い展けてくる眺望に心を奪われた。
三合目まで下り終えて、周辺のお花畑を散策する。
三合目〜四合目までは草原の中の遊歩道的な穏やかな道。
夏の ”伊吹山”の登山道は日当たりが良過ぎて暑いのが短所である。
2024年1月4日改定
当時、3合目までマイカーで入ることが出来た。